「STORES」のテックカンファレンス、"World 2"に参加した
こんにちは、Yちゃんです。 去年に引き続き、お店を決済や予約などの面から支える会社「STORES」のテックカンファレンスに参加しました。
STORESとは
stores.fun
お店周りのことはだいたいなんでも展開している会社です。 店頭での決済(レジ)や、お店の予約サイト、あるいはモバイルオーダーシステムなど、お店を支えるシステムを提供しています。 PoSレジに必要な端末の開発なども行っているようで、会場内ではこれらのソフトウェア・端末のデモも行われていました。
実STORESには電気通信大学卒業のエンジニアが何人か在籍しているそうです。 VPoEのhogelogさんもその1人ですし、私の大学の同期にもSTORESに就職し、大活躍しているエンジニアがいます。
STORES Tech Conf 2026 “World 2”
STORESは2024年から、テックカンファレンスを開催しているようで、2024年は「NewEngineering」、2025年は「What Would You Do?」でした。
storesinc.tech
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そして、今年のテーマは「World 2」。 CodexやClaudeなどのコーディングエージェントが業務で取り入れられ、作業効率が向上しすぎてもうコードを手で書くことはほとんど無くなってしまった時代。 世界は書き換えられてしまった。 私たちは何を考えてプロダクト開発を行っていくべきなのか、そしてAIの力を借りて前進するためにどんな仕組みを構築すべきか。 私自身は就活をそろそろ考えなければならない(院進するので後1,2年後の話です)というタイミングで、どのようなことを考えてエンジニアの道を進めばいいのかを考える機会になりました。
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参加の経緯
大学の同期が就職して1年目(※私は一留です)にしてポスターセッションで発表するらしいということで、忙しいそうにしていた同期がどういう仕事をしていたのか知りたくて参加しました。 また、STORESでは総合職採用に力を入れ始めたと聞いて、移りゆく時代の中での就活を考える機会としたい気持ちもありました。
メインセッション
今回は前回と違い、夏休みで授業がなかったためはじめから参加することができ、ykpythemindさんによる前回バッドエンドで終わってしまった(?)クロージングキーノートの続き、 「World 2」と題されたオープニングキーノートから聞くことができました。 手軽に実環境に近しい開発環境を構築できる「Mirage」の話を中心に、実業務がどう変わりゆくのか、便利になったこと、そうではないことなどを知れました。
オープニングセッションから、kitapashiさんによる「1人がチームになる、開発組織のフラクタル」、wattanxさんによる「プロトタイピング with デザインシステム」まで聞き、 AIを活用した開発のために人間が何をすべきか、AIを正しく活用し、より効率の良いプロダクト開発をするためにはどうすべきかなどを学べました。
その後は、去年「その巨大CSV出力できますか?非同期処理のOutOfMemoryを乗り越える」と言う題目で実データとテストデータの乖離に起因する問題について話していたSatomi Nishiyamaさんのトークを聞きました。 今年は「World 2 で、World 2 の Database を作る」と題し、開発環境Mirageのために実データに近い環境を作るために必要となるデータを作るための話をされていました。 去年の教訓がMirageに活かされており、その対応の中核を担って要件定義から実装まで行い、多くの社員の開発を加速させる仕組みを作れる人は本当にすごいと思いました。
最後のクロージングキーノートはshiaさんによる「猫の手も借りたい」でした。 社内で活躍するAIエージェント「kuro」についてのお話で、HPの概要では「作者として、 kuro が誕生して半年間をいろんな観点から振り返ってみます。」と書かれていました。 が、実際にはkuroの契約社員として(?)の契約を継続するかを決める振り返りとなっており、実際の働きや副業の話(kuroのビジュアルで社内のコーヒーマシンの使い方を案内した看板が二次創作が出てきた話)など、 kuroが社内で活躍しながら愛される存在となっていることに関して話されていました。 最終的にはkuroは契約解除でも、本採用でもなく、半年間契約継続という決定がなされていて、本当に面白くて楽しそうな会社だと感じました。
ポスターセッション
去年から思っているのですが、ポスターセッションは学会だとよく見るものの、テックカンファレンスだとあまり見ないなと感じています。
ポスターセッションの魅力は、ポスターを前に直接話して、質問や議論ができることだと思っています。 また、物によってはデモを設置したり、動画を見せたりすることもあります。
今回はまずは大学同期であるsushichan044の「AI による大規模な管理画面移植を支えるコード生成」を見に行きました。 sushichan044がAIの調教のプロになりつつあるなというのをひしひしと感じていました。 巨大なコードベースを扱うための、AIと人間の双方にある程度優しくかつ機械的に検証できる仕組みとしての「型」のお話などを聞きました。
その他にもsomeziさんの「LLM に人の思考を憑依させて、自分にない視点を得る」やnasaさんによる「『AI に任せても忙しいまま』から抜け出す」など、 AIとの向き合い方や自分を拡張する活用方法などの話を聞きました。 その他Mirageについて解説を行っているWhite-Greenさんの「Dev Platform 2」などほぼすべてのポスターを見たり発表者に聞いたりしました。 Mirageについては個人開発等では簡単には真似できないですが、そういう方向性の解決策があるんだという気づきもあり、非常に興味深く、楽しかったです。
STORES CAFE for Students
お菓子を食べながらPdMや新卒社員などの方からのお話を聞くことができる機会でした。 去年は行こうとして完全に忘れてて行き逃したので、今年は行きました。 ここでは新卒採用として「専門職採用をやめた」話を起点に、新卒社員からのアドバイスや、それらに関する質疑応答などを行いました。 私としては、エンジニアとして就職することになるだろう、という未来を見据えて今までそれに関連した活動を行ってきたわけですが、その道が現実的でないかも知れない中どうすればいいのかを探ろうと思っていました。 完璧な答えはまだ見つかっていないものの、少し道は切り開けたように思います。 今まで安泰だろうと思っていた道が急になくなったら、そりゃ誰だって不安になります、悲観もします。 2年後の就活なんてどうなっているかわかりません。 そこに備えて何をすべきか、どういった人間になるべきか、これからも考えながら歩んでいこうと思います。
ブース
去年同様、STORESを利用されている方の商品がおやつとして配布されていたり、STORESで働く方々にとってのFunの紹介ブースがあったりしました。
プロダクト体験ブースも去年同様にあり、今年出たばかりの新しい決済端末のデモもしていただきました。
懇親会
懇親会では、STORESの方々や、同じく学生として参加されている方と交流していました。 いろんな方々と、29卒就活ってどうなるんだろうという話をしていました。 実は私自身はプログラミングが超得意というわけではなく、ものづくりが好きで技術が好きで、その手段として最低限プログラミングを使いこなせるようになっているだけだと思っています。 AIが登場した今、手で書かなくてよいのならと喜んでAIに頼っています。 しかし、それは吉と出るか凶と出るかわからないと考えています。 2年後はまだわからないけれど、数年後にはAIが直にマシン語を書くようになってプログラミング言語自体が衰退している可能性だってあるわけです(ちょっと極端な例過ぎますが)。 一方で、そうならないなら、あるいは少なくとも現状は、まだ人間の手がないとAIが進む方向を間違えだして変なものができあがることだっていっぱいあります。 私たちが何をすべきなのか、総合職採用が始まったSTORESでは今後新卒採用において何が重要になるか、他の会社でも通ずる生き残るための術はなにかなど、本当に色んな話をしました。
おわりに
去年に引き続きおもしろい会社「STORES」のテックカンファレンスに行ってきました。 毎回(と言っても2回目ですが)デザインや動画、音楽などSTORES内部の方々が作成されているようですごいなぁ、楽しそうだなぁと思わされます。 ミッションである「Just for Fun」が良く反映されたカンファレンスであることは間違いないと思います。 まだ来年も学生をしていると思うので、お邪魔できると良いなと思っています。